2013年 12月 16日
石坂団十郎チェロリサイタル |
書くことはたくさんあるのに このところの忙しさと いまいち書く元気がでてこなくてブログが滞っています。
このチェロリサイタルも先週のことでした。
石坂団十郎 まるで歌舞伎役者のようなチェリスト あまり日本では有名ではないけれど すごいひとらしい。お父さんは日本人でお母さんはドイツ人 ドイツで生まれでドイツ育ち。
弾くチェロはあのストラディバリウス。・・・そんな風な予備知識で 石坂団十郎チェロリサイタルの実行委員になってくれない?といわれたのが10月。
会場は400人収容のサンエール 果たして名も知られていないチェロの無伴奏リサイタルでこの会場がうめられだろうか そんな不安をかかえながら動き出した船。
でもそんな心配はどこへやら12月の声を聞く前に 「もう満席になりそう。もうチケットうるのやめて!」との連絡。すごいことです。さらにチケット止めた後もキャンセル待ちでいいからと何本も☎がかかってきたというから驚きでした。もちろんここにくるまでに会の中心になったYさんの驚く程の宣伝活動がなされたことが大きかったものの 最後はうれしい悲鳴でした。当日は実行委員とキャンセル待ちのかたは立ち見という状態でリサイタルの始まる前から熱気むんむん。
私にとってもはじめての団十郎のチェロ、演奏がはじまると圧倒されました。
会場もチェロのソロリサイタルにいい感じの大きさと響き具合。何しろそのストラディバリウスの音響きはすばらしいものでした。もちろん団十郎の演奏のすごさ、はじめてこんなチェリストをみたというチェロの音でしたね。
プログラムはバッハの無伴奏チェロ組曲にはじまり、作曲者の名前も曲もはじめてきいたペンデレッキのソロ組曲 それにコダーイのチェロソナタ。
まるで現代音楽のようなおどりくるうペンデレッキの作品。そして30分あまりの烈しくも美しいコダーイのソナタ
身体のすみずみまでにひびいてくるような音にうっとりの二時間でした。
終演後の会場も「よかった〜〜ありがとうね」「すごかったね〜」と興奮した友の声がとびかい、うちにかえってもいくつかの喜びのメイルや電話にこころがほっこりとなったものでした。
いい夜でした。
by mount22
| 2013-12-16 23:49
| 音楽 演劇 絵