2018年 03月 26日
映画『デトロイト』と映画『ドリーム』 |
またまた画像をアップしたままでごめんなさい。昼間は忙しく 夜になるとパソコンの前で少し何かやってるとしんどくなって そんな歳になってしまいました。言い訳はこのくらいにして。少し私の中では古ぼけてしまいましたが 記録記録、書かねばです。
デトロイトは最近観た映画ですが ドリームは昨秋。ちょっとどこか共通点があり また全く逆なところもありで 昨秋はブログ書いてないので一緒に書くことにしました。
まずは 先に見た『ドリーム』から。
アメリカとソ連が宇宙開発で熾烈な競争を繰り広げていた1960年代の話です。ちょうど私が高校生の頃ですね。アメリカ人として地球周回軌道を飛行した宇宙飛行士ジョングレンの功績を影で支えたNASAの三人の黒人系女性スタッフキャサリン・ジョンソン、ドロシー・ボーン。メアリー・ジャクソンの知られざる物語です。もちろん実話に基づいたドラマです。
天才的な数学者キャサリンは 白人男性ばかりの宇宙特別研究本部に配属されますが職場の雰囲気は刺々しく トイレは遠い遠い黒人用のトイレまで走らねばならず 自分が計算したものも上司の名前で出されるというように理不尽な差別に苦しみます。それは研究所のドロシーやメアリーも同じ。それでも三人は差別と闘いながら そして何よりもひたむきに夢を追い続けながらNASAの歴史的偉業に携わることになるのです。
1962年2月20日宇宙飛行士ジョングレンが初めての地球周回飛行に挑む日 打ち上げ直前にトラブル発生 彼は機体の中からキャサリンに大事な検算を頼み、彼女の判断を仰ぐのです。何とも感動!あと二人の行動・闘いも素晴らしいのですが 長すぎるので カット。
知りませんでしたね。アメリカの宇宙開発の影にこんな素晴らしい女性たちの姿があったなんて また今でも黒人差別はありますが この時代はこんな状況だったなんて・・・人種差別なんて当たり前の時代 その中でもこうして自分を信じて果敢に困難と立ち向かっていく姿は美しいし それが歴史を作っていくのだなと思います。 原題はなんと「Hidden figures]』ですって日本語のタイトルは「ドリーム」これは絶対元のタイトルでしょう?と思いますね。ちょっと感覚を疑います。俳優陣も素晴らしかったです。脚本グーでした。
二本書くのはやはり長くなりすぎですが 頑張ります。
デトロイトは 映画通のKさんから 見て!と勧めらえた映画。ドリームとは反対に戦慄のサスペンス こわ〜〜いひどおすぎる映画でした。これも実際にあった話です。
監督はキャスリン・ビグロー 1967年アメリカ デトロイトで史上最大級の暴走が勃発します。暴動の最中 あるモーテルで警察が行った過酷すぎる自白の強要。その戦慄の1夜の実録サスペンス。緊迫感と迫力・・・強烈で息がつまるようでした。白人優位の社会 特に横暴な警察に対する黒人たちの怒りが爆発した暴動で 警察もピリピリしていたその中でおもちゃの銃での銃声による通報からのこの事件 それにしてもひどすぎる拷問に近い尋問 実際にあったというこのアルジェモーテル事件 のちに行われた裁判も三人の白人警官は全員無罪という結果 やりきれませんね。すがすがしさと希望の見えてくる「ドリーム」と比べると対照的な映画でした。これもアメリカの現実でしょう。
by mount22
| 2018-03-26 20:21
| 映画